こんにちは、塾長です。
論文を書いてみたいけど、どうやって書いていいかわからない、という方はいませんか?
実は、科学論文の書き方には型=ガイドラインがあります。
このガイドラインに沿って書くことによって、書き漏らしのない質の高い論文を書くことができます。
今回は、そんなガイドラインについてご紹介します。
ガイドラインとは何か
ガイドラインとは研究の質を担保するために作成された研究方針です。
チェックリストの形式になっているものが多いです。
例えばランダム化比較試験を行う際はCONSORTに遵守します。
その際に、「CONSORTを順守して研究を遂行した。」と記載すると、「この研究は研究の質が担保されています」と宣言することができるわけです。
必ずガイドラインに従わなければならないわけではありませんが、インパクトファクターの高いジャーナルへの投稿を狙う際はガイドラインを遵守するとよいでしょう。
ガイドライン一覧
ガイドライン一覧
試験 | ガイドライン | 日本語版 |
---|---|---|
ランダム化比較試験 | CONSORT | あり |
観察研究 | STROBE | あり |
システマティックレビュー | PRISMA | あり |
症例報告 | CASE | |
質的研究 | SRQR/COREQ | |
診断制度研究 | STARD | |
予測モデル | TRIPOD | あり |
この他にも、約400種類ものガイドラインが存在します。
自分の研究に合うガイドラインを検索してみましょう。
CONSORTを見てみよう。

このように、各章でどんなことを書けばよいのか、書いていなければならないのかがチェックリストの形で提示されています。
全てのチェックリストを満たすことで、質の高い研究に昇華することができます。
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