学会攻略講座【懇親会は参加すべき?】

看護研究

こんにちは、塾長です。

皆さんは学会の懇親会に参加していますか?
学生に聞くと懇親会に参加することはすごくハードルが高いようです。

知り合いがいない、話しかけ方が分からない、どうふるまっていいかわからない、そもそも参加する価値が分からない…。
このような悩みを持つ方に、少しだけでも勇気が持てますように、今回は懇親会の攻略法をご紹介します。

そもそもなんで学会に参加するの?

学会参加スタイル【学会に参加する目的は人それぞれ】

① 上司の命令で学会参加することになった、キャリアアップは望まない
→ 興味ある演題を数題聞きに行きましょう。口演発表の雰囲気が苦手な方はポスター発表を見に行くのも手です。また、看護・医療系の本や医療機器メーカーの展示場は見に行くと面白い発見がある場合もあります。朝早く行ける人はランチョンセミナーの整理券を手に入れておいしいお弁当を食べるのも楽しみ方の一つです。
② 看護研究を発表したい
→ 発表に不慣れな方は自分の演題に集中してもかまいません。ただし、発表会場の下見を兼ねて、自分が発表する会場に事前に赴いて何題か他の人の発表を見てみましょう。
③ 人脈を広げたい
→ 大学院に進みたい人、大学教員を目指す人、認定・専門看護師の人もしくはそれを目指す人は、人脈を広げるための学会参加が望ましいです。懇親会、開会式や学会員総会などに積極的に参加しましょう。懇親会やセッションの合間に、気になる先生に声を掛けます。また、聴講者になった場合は積極的に質問しましょう。学会は自身を売り込むためにうってつけなアピールの場です。

懇親会って誰がいるの?

大きく分けて3タイプ【見たらすぐにわかります】

懇親会にいる人はこんな人たちです。観察してみると本当に分かりやすいと思います。この中で、話しかけやすそうな人がいたらぜひ話しかけましょう。
① 参加を強いられた学生や若手看護師
→ 会場のすみっこで仲間内で固まっていることが多いです。不安と肩身の狭さは皆同じ、同じ境遇なら話しかけてみると意外とすぐに打ち解けられたりします。全国に自分と同じような境遇の人がいると分かることはすごくモチベーションアップにつながります。
② お酒とご飯を目的に来た人
→ 懇親会に慣れてくると、参加費のもとを取ろうと考える人が一定数います。彼らの動きは無駄がなく、まるでディズニーランド上級者の様においしい料理を片っ端から食べていきます。食べながら次の料理の列に並ぶ人も。ひとしきり食べ終わると周りの人と話しはじめますので、話しかけたい先生がこのタイプだった場合はお腹いっぱいになるのを待ちましょう。ちなみに塾長はこのタイプ。
③ お偉い先生方
→ 学会の会長や主催者などは固まって話していることが多いです。彼らいわく、あまりうろつくと会員同士の交流を邪魔するから遠慮している、本当は話しかけてほしい、そうです。この中で話しかけたい先生がいるならば、懇親会が始まってすぐの時は遠慮しておいて、ある程度他の人が話しかけに行き始めたら自分も輪の中に入るといいでしょう。
④ 目当ての先生がいないこともよくあります
偉い先生になればなるほど、お忙しいので懇親会は参加されないこともあります。そういう場合は、セッションの合間に話しかけましょう。

懇親会って何するの?

懇親会にルールはない【ただ立食パーティです】

懇親会の流れは以下の感じです。
① お酒かジュースを受け取る
→ グラスを受け取って会場に配置された円卓に適当に付きます
② 乾杯の音頭
→ 乾杯の音頭があってから食事を取りに行くことが多いです
③ しばし食事と歓談
→ 食事はすぐになくなるので、そのあとは歓談のみです。ドリンクはおかわりできることが多いです。ドリンクコーナーが会場の端にあります。
④ 1~2時間の歓談ののちに閉会の挨拶
→ 一昔前は催し物があったりもしましたが、最近は食事だけのところが多いです。
⑤ 二次会の案内
→ 若手の人が誘導してくれます。懇親会で目当ての人に話しかけられなかった場合は、二次会の方が話しやすいこともあります。

どうやって話しかけたらいいの?

人脈づくり攻略法【全ては事前準備】

① 目当ての先生を調べる
→ 先生の研究・在学校など調べておくとよいでしょう。SNSをやっているようなら、発信している内容から興味あるものや趣味などを調べることも有効です。
② 話題を準備する
→ 準備すべき話題は以下の通り。
・研究のこと(先生の研究について知りたいこと、苦労したこと、裏話など)
・教育のこと(大学について、教員について、授業内容についてなど)
・地域の話、趣味の話、自分の研究の相談、自分の進路の相談など
③ 話しかけたい相手は2~3人考えておく
→ 懇親会にも学会にも参加していなかった時に、学会参加自体が無駄にならないように。
④ 仲間を作っておく
→ TwitterやInstagramなどで、懇親会に参加する人、自分と同じような境遇の人を事前に探しておき、複数人で先生方に話しかけると気持ち的に楽です。
⑤ 時には話しかけないこともありです
→ ここまでのことを全否定するようですが、結局は参加費に見合ったものが得られたと思えればいいわけです。御飯がおいしかった、雰囲気が楽しかった、と思えるのであれば、無理に誰かに話しかける必要はありません。

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