こんにちは、塾長です。
新人看護師の悩みは尽きません。
人間関係が難しい、周りと比べて自立が遅い、睡眠時間が取れない…。
私の周りにも、辞職してしまった新人看護師は数多くいます。
そこで今回は、新人看護師がよく抱えるお悩みとその解決策をまとめてみました。
悩んでいるのはあなただけではないことを知るだけでも、きっと気持ちは軽くなるはずです。
少しでも、新人看護師の悩みが晴れることを願って。
いい意味で「適当」を学びましょう。
まじめな性格の看護師ほど、長く続きません。
勉強しなくちゃ、仕事を一生懸命しなくちゃ、先輩に気を遣わなきゃ…。
そのような無理を重ねていけば、必ず心が折れます。
看護師を続けるコツは「適当さを身に付ける」こと。
勉強は適当で構いません。毎日する必要は全くありません。
仕事は適当で構いません。患者さんの安全安楽を考え、しなければならない仕事を絞ってください。
先輩は適当で構いません。所詮仕事上の関係です。
看護師1年目で学ぶべきは「適当」です。
時間が解決してくれます。
新人ならば未熟なのは当たり前。
今は同期よりできなくても、勉強や練習をしなければ、と自分を追い込むのはやめましょう。
もちろん、勉強することはいいことですが、やりたくないのにやる必要はありません。
それよりも寝てください。
2~3年も経てばおのずと知識や技術は向上します、安心してください。
それでも勉強したい方は…
学びたい知識・技術をYoutubeや看護roo!などで検索してみましょう。
文献を読むよりも短時間で、わかりやすく理解できるでしょう。
家で仕事をすることはやめましょう。
予習・復習はせず、まずは寝ましょう。
そして、ストレスを発散させる趣味を見つけましょう。
先輩に調べてこいと言われたときや、どうしても気になってしまう処置をちょっと調べるだけで構いません。
仕事は仕事、プライベートはプライベートだと割り切る練習をしてください。
仕事は人生の一部でしかありません。
仕事を人生の中心にする必要はありません。
記録したり調べものしたりしているふりをしましょう。
処置が落ち着くと、ふと何もすることがなくなる時間ができることがあります。
特に新人看護師は、任される仕事が制限されることもあるので、空き時間ができることがあるでしょう。
しかし、ウロウロしたり立ち尽くしていることは、周囲に悪印象を与えます。
そこでおすすめなのは、電子カルテをいじるか、調べものをするか、です。
電子カルテを隅々までいじってみて、パソコンの使い方に慣れておくと、仕事の効率が上がります。
また、お局世代はパソコンが苦手な人も多いので、電子カルテの意外な機能を知っていたり、エラー処理の方法を知っていたりすると、一目置かれることもあります。
パソコンが埋まっているときは、ナースステーションの書籍などを読んで、自分の受け持ち患者のことを調べているふりをするといいです。
どうしてもやることがない時は、先輩に「自分にお手伝いできるようなことは何かありませんか?」と聞いてしまうのも手です。
まずは仕事に慣れましょう。
不慣れな仕事に時間がかかるのは当たり前です。
始めは時間を超過してしまっても仕方ありません、それよりも確実に一つひとつの仕事を覚えていきましょう。
徐々に慣れてきたら、処置の順番や効率的な立ち回り方を考えていきましょう。
定時にしなければならない仕事/午前でも午後でもよい仕事/毎日しなくてもよい仕事
仕事を3つに振り分けるとよいです。
例えば、点滴や血糖測定は定時にしなければならない仕事。
翌日の手術の説明は午前でも午後でも良い仕事。
清拭は毎日しなくてもよい仕事です。患者さんの希望が優先、清拭の代わりに洗髪や手足浴を提案してもよいでしょう。
仕事を3つに振り分けた後は、定時にしなければならない仕事を優先し、空いている時間に午前でも午後でも良い仕事を振り分けます。
それでも開いている時間があれば、毎日しなくてもよい仕事を入れます。
注意としては、スケジュールをいっぱいにしないこと。
イレギュラーなイベントが発生すると対応できなくなるので、割り振る仕事はスケジュールの8割程度にしましょう。
すべて「受け入れ」ましょう。あくまでも「適当」に。
嫌な先輩やお局は職場に必ずいます。それを「受け入れ」ましょう。「そんな人間にはならないぞ」と思いながら、「こんな風に周りから扱われてかわいそうに」と思いながら。
納得できないことを言われます。それを「受け入れ」ましょう。「この人は根拠に基づかずに働いているんだ」と思いながら、「この人は頭が悪いんだ」と思いながら。
忙しいのに頼まれごとをします。それを「受け入れ」ましょう。「この人は周りのタスク量が分からないんだ」と思いながら、「この人より自分は仕事ができるんだ」と思いながら。
先輩はやってないようなことをやれと言われます。それを「受け入れ」ましょう。「仕事をしない先輩よりも自分は優秀だ」と思いながら。
先輩によって指導内容が変わります。それを「受け入れ」ましょう。「どっちのやり方も正解なんだ、やっぱり仕事なんて適当だ」と思いながら、「この先輩がみてるときはこうしよう」と思いながら。
メモを取れと言われます。それを「受け入れ」ましょう。「メモを書いとけば先輩は満足なんだ」と思いながら。
先輩より先に帰れません。それを「受け入れ」ましょう。「先輩は非効率的な働き方をしている」と思いながら、「もっと効率的に働けばいいのに」と思いながら。
ナースコールを取らされます。それを「受け入れ」ましょう。「早く人る立ちするための修行だ」と思いながら、「ナースステーションに居なくていいからラッキーだ」と思いながら。
色々なことを適当に受け入れましょう。
真正直に、真面目に受け入れないことが大切です。
へらへら、ニコニコしながら、裏では先輩を馬鹿にする。
正確が悪い様に思うかもしれませんが、これくらいのメンタルの方が楽です。
先輩看護師もすごい人なんて一握りです、真面目になるのはやめましょう。
患者さんも「人」として関わりましょう。
教科書的には「看護師と患者の関係を確立する」のように小難しく書かれています。
しかし、「患者さんを患者さんとしてとらえなきゃ」と考えるほど、どうしていいかわからなくなるでしょう。
ベンチで具合悪そうにしているおじいちゃんにどのように声をかけますか?
道に迷っている子供にどのように声をかけますか?
落とし物をしたおばさんにどのように声をかけますか?
もちろん、最低限の経緯は必要ですが、もっと気楽に声をかけましょう。
真面目に、「看護師として」声をかける必要はありません。
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