こんにちは、塾長です。
今回は管理職になる2つの方法をまとめました。
給与面に満足していない方、患者ケアではなく看護師のために働きたい方などは必読です。
看護師の管理職になる2つのルート【正式ルートと裏ルート】
師長さんとか部長さんってどうやってなるんですか?
管理職になるには2つのルートがあるよ。
まずはそれぞれを簡単に説明しよう。
看護師の管理職になるための2つのルート
① 正式ルート
10年以上の臨床経験を積む + 院内外の研修に参加 → 主任に昇進する + 認定看護管理者研修に参加する → 副師長に昇進する → 師長に昇進する → 副部長に昇進する → 部長に昇進する
【メリット】大病院の昇進プロセスであり、高給が狙える
【デメリット】高倍率であり、周りのサポートやコネクションも必要
② 裏ルート
3~5年の臨床経験を積む (大病院ならなお良し) → 管理者枠の求人に応募する
【メリット】管理職になるまでに正式ルートほど時間を要さない
【デメリット】中小病院になりがち、大病院よりも給料はもらえない、求人を見つけにくい
メリット・デメリットを理解した上でルートを選択しましょう。
認定看護管理者研修って何?
認定看護管理者研修ってなんですか?
認定看護管理者になるための研修だ。
認定看護管理者とは、組織の統率と質の向上のための改革を行う人、いわゆる管理職者のことで、看護協会に認定された人のことなんだ。
管理職になるときは、「認定看護管理者の認定試験まで受けなくていいけど、研修だけ受けてね。」って言われることが多いよ。
そこでこのセッションでは、研修の詳細をご紹介しよう。
認定看護管理者研修について
●ファーストレベル (=主任・副師長レベル)●
【受講要件】
1. 日本国の看護師免許を有する者。
2. 看護師免許を取得後、実務経験が通算5年以上ある者。
3. 管理業務に関心がある者。
【受講方法】
1. 教育機関を検索する。
2. 提出書類を確認・準備する。(受講申込書・免許の写し・受講動機書など)
3. 受講料を支払う。(会員で110,000円、非会員で165,000円程度)
4. 受講時間は105時間
●セカンドレベル (=師長レベル)●
【受講要件】
1. 日本国の看護師免許を有する者。
2. 看護師免許を取得後、実務経験が通算5年以上ある者。
3. ファーストレベル修了者・または副部長以上の役職の者。
【受講方法】
1. 教育機関を検索する。
2. 提出書類を確認・準備する。(受講申込書・免許の写し・受講動機書・勤務証明書など)
3. 受講料を支払う。(会員で181,500円、非会員で272,250円程度)
4. 受講時間は180時間
●サードレベル (=副部長・部長レベル)●
【受講要件】
1. 日本国の看護師免許を有する者。
2. 看護師免許を取得後、実務経験が通算5年以上ある者。
3. セカンドレベル修了者・または副部長以上の役職の者。
【受講方法】
1. 教育機関を検索する。
2. 提出書類を確認・準備する。(受講申込書・免許の写し・受講動機書・勤務証明書など)
3. 受講料を支払う。(会員で244,750円、非会員で367,125円程度)
4. 受講時間は180時間
●認定看護管理者の登録審査を受ける場合●
【審査要件】
以下の要件のうち、いずれかを満たす。
要件1:認定看護管理者教育課程サードレベルを修了している者。
要件2:看護系大学院において看護管理を専攻し修士号を取得している者で、修士課程修了後の実務経験が3年以上ある者。
要件3:師長以上の職位で管理経験が3年以上ある者で、看護系大学院において看護管理を専攻し修士号を取得している者。
要件4:師長以上の職位で管理経験が3年以上ある者で、大学院において管理に関連する学問領域の修士号を取得している者。
【試験内容】
書類審査及び筆記試験
※ 詳細は日本看護協会HPをご参照ください。
認定看護管理者研修は病院の応援を受けて受講することが多いです。
裏ルートについて詳しく
管理職の求人というのは具体的にどうやって探すんですか?
管理職の求人を探すのは一苦労です。
このセッションでは求人の見つけ方をご紹介するね。
管理職の求人について
【求人の探し方】
管理職の求人は公開されにくい傾向があります。それは、求人を出すと「管理職者を募集するこ
と = 管理職が離れてしまう職場・管理職が育たない職場」という誤ったイメージをもたれてし
まうから。そこで、以下の方法で求人を探すのがおすすめです。
① 求人サイトに登録する: エージェントの方から紹介してもらう方法ならば、非公開の求人も情
報が得られやすいです。
② ハローワークで探す: ネット上の求人情報のように誰でも閲覧できてしまうことを敬遠する病院
でも、ハローワークには求人を出していることがあります。
【応募条件】
一般的に、以下の応募条件を掲げている求人が多いです。
・中核病院・大学病院での実務経験が5年以上ある方
・主任以上の役職にいた方
求人から管理職になるというルートもあります。大病院と比べて給与条件などが希望に合わない可能性もありますので、事前に確認するようにしましょう!
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