こんにちは、塾長です。
看護師を辞めたい、と思うことは誰にもあります。
看護師を辞めるべきかどうか、それは誰にもわかりません。
今回、私がキャリア支援をした方に体験談を書いてもらいました。
この記事が少しでも皆様の参考になれば幸いです。
新卒3か月で退職したAさんの場合
【勤務先】大学病院 急性期病棟
【勤務形態】2交代 (日勤:8:30-17:30、夜勤:17:00-9:00)
【給与】手取りで22万円前後
【退職前の状況】
私が配属された病棟は循環器・呼吸器の手術患者さんが入院する急性期病棟でした。手術日は入院患者さんにケアに加えて、オペだし、オペ迎えばかりですごく忙しかったのを覚えています。患者さんとゆっくり話せる機会が少なく、また先輩たちも常に忙しそうに走り回っているのでわからないことを相談することも気が引けていました。
職場の人間関係は、病棟の勤務歴が長く、怖い先輩が3人いました。ただ怒られるならまだしも、物品庫などに呼び出されて人格否定され、泣いて帰ることが月の半分くらいありました。プリセプターさんも先輩たちには逆らえないので、私がミスをするとフォローはしてもらえず、嫌な顔をされていました。
同期は4人、皆系列大学の卒業生で私だけが専門卒でした。そのせいか、私は周囲と比べられているのではないか、私だけできないのではないか、と常に不安がありました。同期は私に優しくしてくれていましたが、それも同情だと感じていました。
優しかった先輩が心配して声をかけてくれた時に、自分の被害者意識が強くなり、自己肯定感が低くなっているのに気が付きました。このままでは心がつぶれてしまうと思い、将来のことなどに不安を覚えながらも休職することにしました。
【休職時の状況】
休職を始めたときは、休んでいる罪悪感や劣等感がすごかったです。看護師に向いていないんじゃないかといつも思っていました。いつ仕事に戻ろうか、ちゃんと戻れるだろうかと毎日悩んでいました。看護師を辞めたとしても、将来どうすればいいんだろうと不安に思っていました。
【転職後の状況】
転職先は病床数200床程度の個人病院です。慢性期病棟で、糖尿病や不整脈の方が多く入院しています。給料は手取り25万程度、ボーナスは大学病院より少ないですが非常に満足しています。
怖い先輩もいますが、周りの方のフォローが受けられるのでそれほど辛くありません。患者さんとゆっくりお話ができるのもすごく楽しいです。
転職の時は、本当に情報収集が大切だと実感しました。本当なら、就職活動の時から情報収集をしていればよかったんだと思います。職場の雰囲気はどうか、辞めちゃう看護師はどれくらいいるのかだけでも調べておくといいと思います。自分ひとりの力ではどうしても情報が得られないこともあるので、塾長さんに相談させていただいて本当に助かりました。教育にも力を入れている病院なので、ゆくゆくは糖尿病の認定看護師を目指したいと思っています。
看護師を辞めたいと考えている方へ
「看護師を辞めたい」と言われたときにいつも言う言葉あります
「病院を辞めることは悪ではない」
「ただ、あなたが看護師を辞めることは大きな損失だ」
心が疲れたら、しっかり休んでください
あなたを必要としている、あなたを待っている患者さん・職場は必ずあります
あなたは看護師にむいています、大丈夫です
コメント