こんにちは、塾長です。
今回は大学院入試の過去問閲覧について、ポイントを説明します。
ただ閲覧をしてくるのではなく、戦略的に傾向と対策をチェックしてくることが合格のカギです。
この記事では過去問のチェックポイントをご紹介します。
英語の過去問で見てくるべきこと
英語はどこを見てきたらいいですか?
英語は院試で最も差がつく科目と言われているよ。
その分、しっかり過去問をチェックしてこよう。
傾向と対策は以下の通りだよ。
英語の過去問【傾向と対策】
① 問題文の分量は?
→ 多い場合は単語力や速読力が求められています。単語と速読の勉強をしましょう。
・大問はいくつありますか?
・一つの大問で、文字数はどの程度ですか?
・文章以外に図や表の読み取りはありますか?
② 設問の分量は?
→ 多い場合は迅速な解答能力が求められています。問題集などで即答の練習をしましょう。
・設問はいくつありますか?
・解答用紙は何枚ありますか?
③ 単語のレベルは?
→ 持ち込む辞書は医学英語辞典 or 一般的な辞書がいいのかがわかります。
・大学入試レベルと比較してレベルはどうですか?
・専門用語が多いですか?
・脚注は多いですか?
④ 出典は?
→ 勉強するべき英文が分かります。
・論文からの出典ですか?
・本からの出典ですか?
・WHOのホームページなど電子文書の出典ですか?
⑤ 設問の傾向は?
→ 勉強するべき問題の傾向を確認します。和訳が多い場合は速読・即解力が必要です。
・和訳は多いですか?
・文法問題や単語問題はありますか?
・大学入試のような問題 (指示語問題や並べ替え問題など) はありますか?
英語の場合は、5つのチェックポイントを確認しましょう。
専門科目の過去問で見てくるべきこと
専門科目はどこを見てきたらいいですか?
専門科目は国試レベルか、より専門的か、が勉強方法の分かれ道だ。
傾向と対策をまとめてみたよ。
専門科目の過去問【傾向と対策】
① 問題の分量は?
→ 多い場合は迅速な解答能力が求められています。問題集などで即答の練習をしましょう。
・大問はいくつありますか?
・設問はいくつありますか?
・解答用紙は何枚ありますか?
② 設問のレベルは?
→ 勉強するべき問題のレベルを確認します。国試対策でよいか、専門書で勉強するべきかつかみましょう。
・看護師国家試験レベルの問題は多いですか?
・専門的な問題は多いありますか?
③ 設問の内容は?
→ 勉強するべき問題の傾向を確認します。論述対策が必要な出題が多い場合は、専門の問題集をやりましょう。
・一問一答が多いですか?
・状況設定問題は多いですか?
・説明や論述が多いですか?
専門科目の場合は、分量・レベル・内容をつかみましょう。
小論文の過去問で見てくるべきこと
小論文はどこを見てきたらいいですか?
小論文は論理的に文章を書けるかがカギだ。
小論文の傾向と対策をまとめてみたよ。
小論文の過去問【傾向と対策】
① 解答の文字数は?
→ 多い場合はすぐに書く内容を決定し、書き上げる力が求められています。
・求められる文字数はどの程度ですか?
② テーマは?
→ 医学系以外のテーマが求められる場合、新聞の社説などを読んで幅広い知識を収集しておきましょう。
・看護・医療のテーマですか?
・政治・経済・社会情勢に関するテーマですか?
③ 問題の形式は?
→ 問題の形式によって対策方法がわかります。
・文章を読んで、それに回答するタイプですか?
・テーマのみが与えられるタイプですか?
小論文の場合、文字数・テーマ・形式をチェックしましょう。
もしも過去問がなかったら…
過去問が非公開でした…。
試験問題は難しいんでしょうか?
大丈夫。
まずは情報を得る努力をしよう!
でも、情報が得られなかったとしても、それほど心配はいらないよ。
過去問がない場合
① SNSで情報収集する
→ ツイッターなどで受験した方のツイートがある場合があります。
受験をする大学院の方がいたら、積極的にコンタクトを取ってみましょう。
② 大学に問い合わせる
→ 大学の受験窓口に過去問がないかメールで確認してみましょう。
閲覧を許可してくれる場合もあります。
③ 先輩に聞く
→ 研究室訪問で紹介してもらった先輩に聞くことが有効です。
※ 過去問がない大学院の問題は難しい…?
→ 過去問の公開がない大学院であっても、試験が特別難しいわけではありません。
一般公開されている大学院の過去問を参考にすることで十分に対策可能です。
英語、専門科目、小論文の詳しい対策方法は関連記事をご参照ください。
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