こんにちは、塾長です。
今回ご紹介するのは、消化器内視鏡技師です。
内視鏡室に勤務している方はもちろん、これから内視鏡室に勤務する方、内視鏡室に勤務したい方にお勧めしたい資格です。
消化器内視鏡技師とは
消化器内視鏡技師とは
一般社団法人日本消化器内視鏡学会の指導のもと、医学基礎知識+内視鏡の専門知識・技術を備え、消化器内視鏡業務に従事する消化器内視鏡技師を認定されたもののことです。
簡単に言えば、内視鏡業務に関して一定水準以上の技術と知識をもつことを認定された者のことです。
消化器内視鏡技師の業務内容は
精度規則では、「厚生労働省・都道府県知事免許で認められた医療行為の範囲内で内視鏡及び関連器械の管理、補助、整備、修理あるいは患者の看護と検査医の介助並びに事務業務、検査予約、オリエンテーション、資料の管理保存及び関連業務」とあります。
つまり、あくまでも看護師免許の範囲内で機械の管理や診療の補助、事務的な仕事を行うことになります。
消化器内視鏡技師になるためのロードマップ

※1 医師は内視鏡学会の専門医である必要があります。
※2 医学講義→日本消化器内視鏡技師会・支部技師会主催の医学講習会か、勤務先の内視鏡学会認定専門医から医学講義を受けます。内容は消化器内視鏡に関する基礎として、①内視鏡学総論・②内視鏡検査と診断・③内視鏡的治療です。
学会or研修会→日本消化器内視鏡技師会・支部技師会主催の消化器内視鏡技師学会または技師研究会に2回以上参加します。
内視鏡器機取り扱い講習会→日本消化器内視鏡学会支部長承認の内視鏡機器取扱い講習会基礎編に1 回以上参加します。
※3 各種学会・講習会を受けたことを証明する書類の他、上部・下部・胆膵の経験症例が100ケイン以上であることの証明、施設代表や内視鏡学会の専門医推薦状などが必要です。詳しくはこちら
※4 「CBT方式で試験会社委託の全国のテストセンターにて実施」となっています。CBTはComputer Based Testingの略です。テスト時間は2時間程度、合格率は90%以上です。
申し込み方法
① 日本消化器内視鏡学会のホームページから試験案内を確認する。
② 受験申請書を入手する。毎年9月下旬ころから11月下旬が目安です。
③ 受験申請を行う。毎年9月下旬ころから11月末が目安です。
※ 学術試験は3月、合否発表は5月ごろが例年です。
試験勉強の方法は【テキストの理解と過去問の繰り返し】
① 消化器内視鏡技師試験問題解説
もっともポピュラーな問題集です。
現在はⅤまで刊行されています。解説がすごく丁寧で、わかりやすいです。
2年分の過去問もついています。
② 日本消化器内視鏡学会専門医学術試験問題 解答と解説 第5版
専門医用のものですので、レベルは高いです。
応用レベルまで身に付けたい方はこちら。
③ 地方の技師会が開催する勉強会に参加する
試験を受けたことのある先輩がいない場合は、情報収集のためにも勉強会に参加することをお勧めします。
毎年12月~1月に、各地方の技師会が開催していますので、検索してみるとよいでしょう。
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